【試乗記】ポロGTI〜前編
写真提供:Volkswagen Group Japan
Volkswagen AG
光りモノを排し、ブラックアウトされた精悍なフロントマスクに、赤いフチ取りが入る。それが "GTI"の証しであることはVWファンのみならず世界中が知っている。
1.2 TSIを大絶賛したばかりのポロに、さらに隠し球が用意されていた。ポロの最強モデル、GTIの復活だ。ただしそれは本国での話。
GTIの車重は1.2 TSIよりも100kg増加の1194kg。しかし180ps/250Nmのエンジン出力が、0ー100km/hを6.9秒で駆け抜け、229km/hの最高速度に誘ってくれる。
室内はお馴染みのチェック柄のシート。GTIのロゴが各所に配されてスポーツムードを盛り上げる。
フランクフルト空港で受け取ったポロGTIに、ドライバーを含むオトナ4人が乗り込み、目指すは新型車開発テストの聖地、ニュルブルクリンク!! 実はこのサーキットに隣接するホテルが試乗会の基地。ということは、GTIでニュルを走破できるのか...と淡い期待を抱く。
しかし当日は年に1度、恒例のニュル24時間レースの開催日。したがって試乗は空港からアウトバーンA3をケルン方向に向かう超高速走行と、ニュル周辺のカントリーロードで確認することにした。
15mm低い車高も安定した姿勢に貢献するが、まずはGTI専用サスペンションが硬い設定だからロールが少ない。タイヤからの悲鳴、スキール音すら鳴らさず、スルリとコーナーをクリアした。前輪はもちろん後輪の接地安定性の高さは、タイヤのグリップ力に見合うハードなスプリングレートやダンパー、スタビライザーがGTI専用として、巧みにチューンされている効果だ。この安定性はクラスで右に出るものはいないだろうと思う。
2010年6月26日 20:30
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